秋田のすてきな人アルバム

愛をもってすれば。

インタビュー 秋田 エステサロンオーナー

私が通っているヨガの先生からご紹介いただいたのは、エステサロン「Bmc」オーナーの笹川麻世さん。

一見華やかで高嶺の花のように感じられる彼女は、話に聞いていた通り、初対面でも驚くほど親しみやすく、飾らない言葉で笑いあふれるインタビューとなりました。

この日一番印象的だったのは、話している最中に何度もスタッフに声をかけては戯れる姿。冗談交じりに繰り広げられる会話は、スタッフへの愛着そのもの。

「自分だったらこんなサロンで働きたいって思うもん」そう言って笑う彼女は、関わる人を包み込む懐の深さを感じさせます。

身近な人をこんなに大切にできる人なら、お客さんにもきっとたくさんの愛をもって接しているのだろうな。働いている人が幸せなら、手を触れられるお客さんにもそれは伝わるはずだ。そんなことを思いながら、その光景を眺めていました。

麻世さんがエステ業界に入った当初、「マニュアルが大嫌いだった」といいます。スタッフとしていくつかのサロンで働いた中で感じた違和感から、オーナーとなった今では、お客さんに無理に何かを勧めることはないし、スタッフにそれを求めることもない。

「本当に良いものだったら無理に勧めなくたって自然と手にしてくれるから」
彼女の言葉には、何にも動じない芯の強さや、物事を見抜く洞察力がある。

徹底的にサービスの質にこだわるBmcは、エステティックグランプリフェイシャル技術部門で全国一に輝いたサロンでもあります。麻世さんのグランプリに次いで、スタッフも準グランプリを。現在もう1名のスタッフも全国大会出場が決まり、本番に向けて練習中とのこと。

なぜ、そこまで順位にこだわるのか…

「技術の証明として大会に出場するんです。お客様がこのサロンに来ていることを誇りに思ってもらいたいから」と。お客さんの人生を本気で想い、より良くしてあげようという覚悟。小手先のテクニックではなく、その場しのぎの接客でもない。

それはどんなサービスにも共通する本質であり、背筋が伸びる思いがした。サービスを提供する立場なら、ずっと忘れず大切にするべきことを教わったインタビュー。麻世さん、すてきなお言葉をありがとうございました。

ご縁をつなぐ
「秋田のすてきな人」リレー

ヨガインストラクター
伊藤優紀さん
@yogayukiito

エステサロンBmcオーナー
笹川麻世さん
@mayo_sasakawa

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