センスがあるのに、センスがない……?
インタビューライターとして使うロゴと名刺デザインを、同級生にお願いした時の話。
彼女を選んだ理由はただ一つ、センスに惚れ込んだから。昔から絵を書くのが好きだった、その記憶は確か。そんなめぐが作るロゴは、自らの手で書いた「作字」デザイン。温かみとか特別感に魅力を感じてお願いしたわけだけど……彼女は言うんです。
「自分はセンスがない」
コンセプトにこだわりはないとも。
柔らかいのも尖ったのも、シンプルなのも派手なのも、相手が求めたとおり再現できるように手を尽くす。自分のコンセプトを貫く人もいて、それもまた魅力的だけど。
めぐはとても謙虚なクリエイターなんだと思う。演じてなれるものではないよなぁ。「ナチュラル謙虚」そんな言葉がピッタリだなと思った出来事でした。
もちろん、彼女が手がけるデザインはセンス抜群!今の時代デザインってアプリで簡単にできるけど、人生かけてスキルを身につけた人が作るそれには絶対かなわないって思うんです。チラシなら訴求力がある配置、ロゴなら人を印象付ける顔として、一つ一つにちゃんと意味があって完成されてる。「餅は餅屋」ってそういうことですよね。
デザイナー事務所
「のぞむでざいん」阿部希未さん
@nozomudesign
@mgm.illust