野球指導者 渡辺龍馬さんの周りに集まる"すてきな人"をシリーズでご紹介しています。第2弾は、龍馬さんが運営する中学硬式野球チームの、写真撮影を買って出てくれている遠間まどかさん。
当チームは親の負担を軽減したいという龍馬さんの意向で、役割や当番は基本的にない。そんな中でも率先して動いてくれる有志の方がたくさんいるんです。日々忙しい中で、そういった活動に時間を割くのは簡単ではないはず。だけど彼女はいつも決まって言うことがあります。
「好きでやってるから」
子どもたちの一生懸命な姿を撮るのが好きだからと。
「やってあげてる」という言葉や、そんなニュアンスの発言を一度も聞いたことがありません。
彼女の写真は、みんな本当に良い顔をしているんです。撮る側の楽しむ気持ちが伝わるんだろうなぁ。恥ずかしがる選手たちも、それを超えてくる彼女の明るさに、自然と笑顔がこぼれてしまう。そんなシーンを何度も目にしてきました。
雨に打たれる日も、風にあおられる日も、炎天下の暑い日も、かかさずにカメラを向けて、撮りながら一人涙していたり爆笑していたり、悪天候の中でさえ楽しんでいる。
そんな彼女は、家族のためにも尽くす人。
野球の待機時間には「晩ご飯どうしよう」とため息まじりに話すのが、野球母あるある。だけど彼女の場合は、たこ焼きパーティーに餃子パーティー、家族の好みに合わせてカレーを作り分けたりと、手間がかかりそうなことだって、やっぱり楽しそうに語る。
尽くすって才能だ。
そんな彼女にも、いつかきっとすてきな恩送りが巡ってきますように。
中学硬式野球チーム
@akita_nba_pony
チームカメラマン(有志)
遠間まどかさん
@tmpjlove2