秋田で野球の指導者をしている渡辺龍馬さん。新たなことを始めようとしている私のよき相談相手であり、同級生でもある彼を、普段通り「龍馬」と呼びながらご紹介させて下さい。
彼が運営する野球教室は現在予約がいっぱいでキャンセル待ち、立ち上げた中学硬式野球チームは発足3年目を迎える。そんな龍馬も最初は何もない所からのスタートだったのだと、何年か前のことを思い出していました。
私の息子は彼のチームに所属しています。今につながるきっかけは、龍馬の知名度がまだまだ低かった頃、直接声をかけてもらったことでした。「こんなことしてるから良かったらどう?」今ではインスタ告知をするだけで、想定以上の反響に驚くこともあるんだそう。
もっとさかのぼると、公に活動すらしていなかった時代に無償でトレーニング指導をしてくれたこともありました。ママさんバレーをしていた私が、彼のインスタのトレーニング風景にコメントしたのがきっかけです。
今も昔も全く変わらず、指導をする時はとにかく一生懸命で……野球トークになると熱弁が止まらず、選手に混ざって誰よりも楽しそうにプレーする。教え子が記録を更新すると飛び跳ねて大歓喜。「どんだけ野球好きなのよ」って笑いそうになるくらい。
特に華々しいキャリアもなかった彼が、今の地位を築くまでの道のりは、平坦ではなかったはずです。見向きもされなかった時もきっとあったでしょう。
彼は「ボランティア活動はたくさんした方がいいよ」と言います。誠心誠意"ギブ"してきたことで、感じることがたくさんあったのでしょうか。そうやって1人2人と少しずつ周りを巻き込んでいった彼の周りには、教え子はもちろん「龍馬さんの指導はすごいっすよ」と、たくさんのコーチが集まります。
異国の地でキャリアを積み、地元で野球教室を開く。彼が開拓した道が誰かの道標として残りはじめています。同じ道を志す人もいれば、教えを生かして新たな道を開拓する人も出てくるでしょう。
私も分野は違えど、全く新しいことをしようとしている。
一つずつ「積み上げる」
誠心誠意「ギブする」
誰よりも「楽しむ」
そうやって自分なりの道を切り開いていきたいと思うのでした。
彼自身のさまざまな経験から「野球少年たちに伝えたいこと」を綴ったインタビューコンテンツはこちら。
「NABE BASEBALL ACADEMY」代表
渡辺龍馬さん
@nabeeeee119
中学硬式野球チーム「サムライブラックス」
@akita_nba_pony
チームの写真をすてきに撮ってくれている
@tmpjlove2 ありがとうございます。